新・旅行ブランド「ディスカバーワールド」

エジプト 基本情報

EGYPT

EGYPT
正式名称 エジプト・アラブ共和国 (Arab Republic of Egypt)
元首 アブドルファッターハ・エルシーシ大統領 / H. E. Mr. Abdel-Fattah El-SISI
人口 約9842万人(2018年)
首都 カイロ (Cairo)
民族グループ 主にアラブ人、少数のヌビア人
言語 アラビア語、都市部では英語も通用
宗教 イスラム教スンナ派90%、コプト派キリスト教7%
面積 約100万1450㎢(日本の約2.7倍)
ビザ 必要
電気・電圧 220V-50Hz:ヨーロッパCタイプ
パスポート エジプト出国時残存期間6ヵ月以上、査証欄の余白が2ページ以上あること。
通貨 エジプト・ポンド(LE)とピアストル(PT)
国旗

2 国旗の由来 中央のワシは、十字軍を撃退した英雄サラディンのシンボル。 下のリボンにはアラビア語で「エジプト・アラブ共和国」とある。 赤は革命の犠牲を、白は未来の明るさを、黒は過去の外国支配を表す。
気候 大まかに2つに分けられる。夏季(5月-10月)は非常に暑く、35度を超えることもある。11月~4月は温暖で過ごしやすい季節だが近年雨が多くなっている。一日の気温差が激しいので 服装の準備に注意が必要。
交通事情 カイロに集中しており、大部分はナイル川に沿った地域が中心である。国の鉄道網の本線もこの大河に沿って続いており、エジプト鉄道によって運営される。
電話のかけ方 エジプトから日本への国際電話のかけ方 00(エジプトの国際電話番号)―81(日本の国番号)-相手先の電話番号(市外局番の最初の 0 は省く)。

都市情報

CITY INFORMATION

カイロ

「エジプト・アラブ共和国の首都、アラビア語でイル・カーヘラ、アフリカ最大の都市である。」

カイロの中心都市はナイル川の右岸、東側に位置する。ナイルをはさんで対岸の西郊には、エジプトを象徴するピラミッド&スフィンクスで有名なギーザの地区がある。旧市街にあるハンハリーリバザールをはじめ、横たわるラメセス2世が必見のエジプト考古学博物館、多くのモスクが建ち並ぶ世界遺産の街並みであるカイロ。 カイロは国内屈指の歴史的・現代的建造物、眠らない街並み、多様な街並みなどを有している。このダイナミックな大都市には、独特の魅力を放ち、イスラムとコプトの歴史を垣間見ることができる数多くの遺産がある。その中には、有名なアル・ムイズ通り、アムルイブンアルアスのモスク、空中教会などが含まれる。

カイロには、地元料理から世界各国の料理まで、あらゆるテイストのレストランがある。また、ボートレストランで食事を楽しんだ後は、フェルッカ帆船に乗って夕日を眺めながら爽快な気分を味わうのもおすすめ。

このように、文化的な魅力にあふれたカイロは、ぜひとも訪れたい場所である。

観光スポット情報

エジプト考古学博物館
EGYPTIAN MUSEUM
観光ポイント

開館時間:9:00-17:00、休館日:無し

ツタンカーメンの墓から出土した秘宝を始め、歴代ファラオの石像やパピルス、装飾品、ミイラなど、展示仕切れない数の出土品が収蔵されている。それらの多くは、今年オープン予定の『大エジプト博物館(GEM)』にて展示されることになる。既にいくつかのツタンカーメン王墓出土品は、GEMでの展示に備えて、GEM隣接の修復センターへ移された。黄金のマスクは、GEMオープンの数週間前に移送される予定である。GEMオープン直前の数週間は、黄金のマスクが見られないのでご注意が必要。GEMオープン後も、エジプト考古学博物館では、主に石像などを中心に展示を続ける予定である。館内にWCが有る。出口の近くにショップ、カフェがある。

(注意)ビデオ撮影・写真撮影料金が別途掛かる。
国立エジプト文明博物館
NATIONAL MUSEUM OF EGYPTIAN CIVILIZATION
観光ポイント

開館時間:土~木 9:00-17:00, 金 9:00-17:00, 18:00-21:00

休館日:無し

2021年4月4日にグランドオープン。エジプト考古学博物館のミイラ室に展示されていたファラオたちのミイラは現在、当博物館のミイラホールに展示されている。ミイラホール内の撮影は厳禁。また、ガイドの入場は禁止されているため、ホール入場前にガイドの説明を行う。メインホールでは、文明の夜明け、ナイル、国家と社会、物質文化、精神世界(宗教と思考)などのテーマに沿ったコレクションを、先史時代、ファラオの大朝時代、イスラム時代、コプト時代の各エリアに分けて展示している。

モハメッドアリモスク
MOSQUE OF MUHAMMAD ALI
観光ポイント

開館時間:8:30-16:30

休館日:無し ※ただし金曜日の集合礼拝時は見学不可

エジプトで最も有名なモスクで、サラハ・ディーンのシタデル(要塞)の敷地に建てられたため、モハメッドアリモスクのことを、『シタデル』と簡単に呼ぶ事もある。モスクの中は土足厳禁。靴を入れるためのビニール袋を持参されると便利。モスクを観光する時には、タンクトップや半ズボン、ミニスカートといった肌を多く露出する服装は避ける必要がある。モスクの前にあるテラスからは、天気が良ければカイロ市街が一望出来る。夜にはライトアップされる。

ギザ地区

「カイロ空港から南西へ約50kmのところに位置する町、ギザ。」

エジプトのピラミッドの中で最も巨大で美しい「クフ王のピラミッド」を含む三大ピラミッド(クフ王、カフラー王、メンカウラー王)以外、パノラマビューの丘やスフィンクスといった見学箇所がある。「メンフィスとその墓地遺跡 – ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯」は、エジプトにあるユネスコの世界遺産登録物件のひとつである。

観光スポット情報

三大ピラミッドとスフィンクス
THREE GREAT PYRAMIDS AND SPHINX
観光ポイント

ギザ地区エリア内には『クフ王のピラミッド(第1)』『カフラー王のピラミッド(第2)』『メンカウラー王のピラミッド(第3)』、『太陽の船博物館』、『パノラマビューの丘』、『スフィンクス』といった見学箇所がある。ピラミッドの内部入場は第1と第2のみ可能。(第3ピラミッドは現在クローズ)。クフ王ピラミッド内部にはカメラ・ビデオの持ち込みは禁止、スマホは持ち込み可能。パノラマビューの丘は、3大ピラミッドが並ぶ風景を撮影出来る写真スポットである。またここでラクダに乗る事が出きる。最後にカフラー王の河岸神殿とスフィンクスを見学。スフィンクスの足元特別入場も有料だが手配は可能。

サッカラ
SAKKARA
観光ポイント

サッカラの階段ピラミッドは、エジプトの数あるピラミッドの中でも最古のもので、ピラミッド建築技術の変遷を辿る上で欠かせない。階段ピラミッドの内部はこれまで入場できなかったが、考古庁では近く内部入場を解禁する予定。内部見学は別料金となる。一帯は長閑な農村地帯である。サッカラの周辺には、絨毯の店も多く、工房で絨毯織りが見学できる。

メンフィス
MEMPHIS
観光ポイント

エジプトがナルメル王の下で統一され、第一王朝が成立した時、初めて都がおかれたのがメンフィスだった。ここにはかつてメンフィスの守護神プタハ神に捧げられた神殿があり、この神殿跡から発見された石像が現在のメンフィス屋外博物館に展示されている。見どころは、全長8m高さ約4mのアラバスター製スフィンクス、そして全長15mのラムセス2世の巨像である。

ダハシュール
DAHSHUR
観光ポイント

ダハシュールでは「屈折ピラミッド」と「赤ピラミッド」を見学する。どちらも内部入場可能。どちらのピラミッドもクフ王の父、スネフェル王により造られた。傾斜角度が三大ピラミッドとは異なるところがポイントである。

ルクソール

「古代エジプトの首都であったルクソール。」

かつて古代エジプトの首都であったルクソールは、今日、世界最大の野外博物館として知られている。王家の谷のツタンカーメンの墓、カルナックやルクソールの壮大な神殿群での壮大な夕景、エキサイティングで楽しいナイルクルーズまで。

観光スポット情報

ツタンカーメンの墓
TOMB OF TUTANKHAMUN
観光ポイント

2022年11月は首都のあったルクソールでツタンカーメンの墓が発見されて100年になった。墓には、ツタンカーメン王の本物のミイラが安置され、ガラスケース越しに見学できる。王家の谷では必見の墓である。

ネフェルタリの墓
TOMB OF NEFERTARI
観光ポイント

約2年前にネフェルタリ王妃の墓の一般公開が再開されて以来、この墓の見学を含むツアーが増えている。ネフェルタリ王妃墓の入場料はどこよりも高い。ネフェルタリ王妃の墓はかつて壁画の損傷が激しく、90年代後半から長い年月をかけて修復を行った。今では当時の色鮮やかな壁画が蘇り、見応えは十分である。

カルナック神殿
KARNAK TEMPLE
観光ポイント

カルナック神殿は東岸で最も重要かつ巨大な遺跡である。中王国時代からギリシャ・ローマ時代までの約2千年に渡り、アメン神信仰の聖地とされてきた。列柱廊やオベリスク、歴代ファラオの巨像、レリーフなど多くの見どころがある。 夜にはカルナック神殿にて『音と光のショー』が毎日開催される。

アスワン

カイロから南へ約899kmに位置するアスワンは、どこよりも雄大なナイル川が花崗岩の岩の間を流れ、ヤシの木や熱帯植物に覆われたエメラルド色の島々が丸く広がる、穏やかなナイルバレーの観光地。さらに、この小さな都市が提供するモニュメントや遺跡の多さにも驚かされることでしょう。フィラエ神殿への航海、聖シメオン修道院へのエクスカーションなどをお勧め。アスワンはナイル川を見下ろす絶好のロケーションにあり、ナイル川クルーズの出発点としても最適。アスワンスークでは、ヌビア文化を知り、スパイスやヘナタトゥー、お土産、アフリカのハンドメイド品などを購入することができる。アスワンの語源は、古代エジプト語でスークや貿易を意味する「Soun」である。アスワンの名は、エジプト北部と南部を結ぶ交易路に位置する戦略的な都市であることから付けられた。アスワンの砂は、リウマチ、関節炎、関節浮腫、皮膚の炎症など、体の痛みを和らげる効果があると言われており、古くから環境療法として知られている。アスワンを訪れるベストシーズンは5月と9月、夏は灼熱で、冬の気温は日中27度、夜は冷え込むことが知られている。

観光スポット情報

未完成オベリスク
UNFINISHED OBELISK
観光ポイント

古代の石切り場に、高さ41mの切りかけのオベリスクが放置されたままになっている。岩に亀裂が入ったため、切り出しが中止されたと考えられている。完成していれば、他のどのオベリスクよりも大きな物になる筈だった。推定重量は1152トン。

ハイダム
HIGH DUM
観光ポイント

アスワンにはダムが2基あり、旧ダムとハイダム、と呼ばれている。アスワンハイダムは、エジプト近代化をはかるナセル大統領の指揮のもと、旧ソ連の融資でつくられた。完成は1964年。年間100億KWの発電が可能と言われている。

アブシンベル

アスワンから南に280km、スーダンとの国境から北にわずか40kmのところに、アブ・シンベルというとても小さな村がある。カイロやアスワンから日帰りで、あるいはナイルクルーズやナセル湖クルーズの延長で、このヌビアの町を訪れる人がほとんど。ナイル川を見下ろす丘の上に建つ荘厳なアブシンベル寺院は、ユネスコの世界遺産に登録されている。ラムセス2世とネフェルタリに捧げられた世界的に有名な神殿は、息を呑むような美しさ。この感動的な場所を訪れた後は、カラフルな観光マーケットを散策し、ナセル湖でバードウォッチングを楽しみ、夕方には再び寺院に戻り、素晴らしい感動的な音と光のショーを見ることができる。また、ヌビア音楽を聴いたり、地元の人と触れ合ったり、近くの砂漠で感動的な体験をしたりと、心豊かなヌビアの文化を垣間見ることができる。

観光スポット情報

アブシンベル神殿
ABU SIMBEL TEMPLE(世界遺産)
観光ポイント

エジプト新王国時代第19王朝の英雄ラムセス2世によって建設された巨大な岩窟神殿であるアブシンベル神殿。 ラメセス2世はその長い治世の中で数多の戦争に勝利し、アブシンベル神殿以外にもカルナック神殿など巨大建築を後世に残した偉大なファラオである。アブシンベル大神殿の見学だけでも、アブシンベルを訪れる価値がある。

一覧に戻る